北には釧路湿原、南には太平洋と、圧倒的な自然に囲まれたまち。代表的なスポットとして挙げられるのが釧路湿原の眺望スポットである細岡展望台。蛇行する釧路川の姿は力強く美しい自然を感じさせます。また天気が良い日には焼けるような夕日が湿原を彩ります。太平洋に面したシーサイドラインエリアは、自然がつくりあげた美しい岩や崖が続き、潮風を受けながら車を走らせるのが気持ち良い道です。
甘みとみずみずしさが特徴の「釧路ほくげん大根」を出荷しているほか、白カブやほうれん草などの野菜栽培がさかんなまちです。
太平洋沿岸の漁場では、多種多様な漁業が展開されています。昆布漁やサケ・マス定置網漁が行われるほか、良質な昆布を食べて育ったウニ漁、カレイなどの刺網漁など。中でも、仙鳳趾(せんぽうし)の牡蠣は、身が大粒で甘味が強く、濃厚でコクのある味わい。高いブランド力を誇ります。
釧路湿原を代表する野鳥であるタンチョウで有名な村。特に冬には鶴見台や鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリなどに多数のタンチョウが飛来し、大勢の人たちが観察に訪れています。酪農地帯として知られ、チーズの生産にも力を入れており、ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテストに5大会連続受賞するなど高い評価を得ています。
釧路湿原を肌で感じられるスポットもたくさんあるのも特徴。整備された遊歩道を歩くことができる温根内(おんねない)木道では湿原の植生や鳥のさえずりを間近に感じることができます。林道を歩いた先にあるキラコタン岬や宮島岬からは、まさに岬から湿原を見下ろす感覚で、他とは違った湿原の見え方を楽しめます。
自然景観に加え、街並みもとっても美しい鶴居村は「日本で最も美しい村」連合にも加盟しています。人口2,500名ほどの小さな村で、何もない時間を大切にしたいとロングステイを楽しむ人も年々増加しています。
根釧台地が織りなす大規模な酪農地帯が広がるまち。のんびりとした田園風景が広がります。そんな雄大な自然を堪能できる多和平(たわだいら)展望台。360度のパノラマ風景が広がる開放的な空間。さわやかな風が走り抜けます。夜は天然のプラネタリウムが広がる眺望スポットです。
釧路湿原最大の湖である塘路湖は釧路湿原を語るうえで欠かせない場所。わかさぎ漁などの漁業がさかんで、冬にはわかさぎ釣りが楽しめます。塘路湖から釧路町細岡までを結ぶカヌーツアーは、「湿原の魅力を間近に感じられる」と人気のツアー。もちろんガイドさんがしっかりとフォローしてくれるので経験がない方でも問題ありません。釧路駅~塘路駅間を走る「くしろ湿原ノロッコ号」や、釧路駅~標茶駅間を走る「SL冬の湿原号」は、のんびりと湿原を縦断できる人気の汽車です。
摩周湖があるまち、弟子屈町。摩周湖は噴火によってできたくぼみにできたカルデラ湖。河川とのつながりがなく、世界屈指の透明度を誇る湖です。晴れた日には摩周ブルーと呼ばれる深い青色が広がります。そして日が落ちたあとの満天の星空も見逃せない景色です。月明かりが反射する神秘的な空間がそこにはあります。
摩周湖のまわりには数多くの温泉があり、人々を癒しています。川湯温泉は高温の温泉川が町中に流れる温泉街。硫黄山を熱源とし、硫黄の香りと湯けむりが漂う風情あふれる場所です。
釧路川の源流は弟子屈にある屈斜路(くっしゃろ)湖。清らかな水が釧路川に注がれていきます。豊かな森林と透明な水、そして動植物の息吹が感じられるカヌーツアーが好評です。